2010年8月21日土曜日

話し方入門


D・カーネギー

話し方入門


『人を動かす』、『道は開ける』に続いて、3つ目のカーネギーです。

一般的な話し方の本ではなく、

スピーチ、今で言うプレゼンテーションにおける話し方についてです。


基になっているのは、1926年に既に書かれていたようです。

基本は、時代が変わっても色褪せません。

最近のプレゼンテーション関連の本で強調されていることですが、

内容も大切ですが、結局は、話す人との対話、そう、『話し方』が重要なのです。


四つの基本原則は以下の通り

①よい話し手になろうとする一途な執念

②話そうとする内容を知り尽くす、十分な準備

時間が許す限り、勉強し、そして書き留める

③あえて自信ありげに振舞う

④一にも練習、二にも練習(これは最も重要なポイント)

人に聞いてもらう、今なら、ビデオにとって自分で見返すなど


その後、様々な具体的なスキルが述べられています。


上手な話し方の秘訣は、

『大切なのは何を話すかではなく、むしろどう話すかということだ』


スピーチ前の準備も重要で、身なり、笑顔、そして、

聴衆を前の方にきちんと集める


出だしが重要

好奇心を起こさせる、人間にあふれる話をする、具体例を挙げる

何か品物を使う、何か質問をする、ショッキングな事実の提示


終わり方も重要

要点をまとめる、行動を起こすように訴える、ほめる、

笑わせる、クライマックスに向けて盛り上げる


医師であると、様々な、人前でしゃべる機会が要求されることがあると思います。

病院で、医師会で、学会で、患者さんたちに、地域の人たちに。。。

人前でしゃべることは、得手不得手、もちろん資質の問題もあるでしょうが、

十分、スキルと練習で、優秀なスピーカーにだれでもなることができると

カーネギーは言っています。

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