
手塚貞治
戦略フレームワークの思考法
ビジネス書を読んでいると、フレームワークという言葉がよく出てきます。
フレームワークとは『物事を認知して思考するための枠組み、切り口』のことです。
フレームワークを用いて思考することによって、
『Mutually(相互に)』、『Exclusive(ダブりなく)』、
『Collectively(総合的に)』、『Exhaustive(モレなく)』
頭文字をとって『MECE(ミッシー)』な考え方ができるようになります。
例えば、自分が携わっている事業について検討するとして、
まずは、『外部要因 vs 内部要因』とわけて考えます。
これも1つのフレームワークといえると思います。
外部要因に関してだと、マイケル・ポーターの『5つの競争要因(5F)』があります。
『競合他社、新規参入業者、売り手、買い手、代替品』というフレームワークに当てはめて考えていけば、
外部要因についてMECEに考えることができるし、
他人と思考の共有が簡単になったりします。
本著では様々なフレームワークが
『並列化フレームワーク』、
『時系列化フレームワーク』、
『二次元化フレームワーク』などにわけ、紹介されています。
実際には、ひとつのフレームワークを詳細に知ろうと思えば、
それに関する著書を一つ読まないといけないぐらいの内容ですが、
まずはいろいろなフレームワークに触れてみたい方には本著はうってつけです。
このフレームワークという考え方は、医療においてもなじみのあるものです。
意識障害の鑑別の『AIUEO TIPS』
頭文字にそって、順番に意識障害の原因となりうる可能性を考えていけば
『MECE』に鑑別疾患を検討することができます。
こうした医療系フレームワークを多く知っておくことは必ず役立つはずです。