ソニア・リュボミアスキー
『ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則』に続いて、
ポジティブ心理学からの一冊です。
「科学的に幸せになる方法」を解説します。
一般向けですが浮ついた所がなく、証拠のみに依拠して提言しています。
本書の最も大事な点は、これが科学的に証明された結果だということです。
私やほかの社会心理学者たちが開発してきた、
幸福感を高める方法は本書の鍵となる重要な脇役です。
(もちろん、主役はあなたです)
私の話はリサーチ科学者のものであって、
臨床医やライフコーチや自己啓発の指導者のものではありません。
私の知る限り、本書は、人生でもっと幸せになるための方法を解いた本として、
初めて実際にリサーチを行なった人間が著したものです。
さて、まず第1に理解する必要があることは、
『幸福度の決定するための要因は、
遺伝による要因が50%、
環境による要因が10%、
意図的な行動による要因が40%』
だということです。
遺伝的に幸福だと感じやすい人と感じにくい人がいるということです。
この要因はどうしようもありません。
そしてなんと、裕福か貧乏か、
健康か病気かなど生活環境や状況による違いは
幸福度の10%の要因に過ぎないのです。
幸福になるための最大の鍵は、
遺伝子の性質を変えることにあるのではなく、
環境を変えること
(つまり、富や魅力、もっといい同僚を求めること)にあるのではなく、
『私たちの日々の意図的な行動』にあるのです。
そして本書ではその具体的な12の方法を紹介します。
第2のステップです。
『オックスフォード幸福度調査』により幸福度を数値化します。
そして著者が開発した『幸福行動診断テスト』を行います。
そうすることにより、本書で紹介されている科学的に実証されている12の方法のうち、
あなたに適している方法が分かります。
著者はそうした方法のうち、2-3つの方法をまずは試すことを薦めています。
第3に、幸せがずっと続くためのベースとなる、
重要な5つのコツを上げています。
幸福度を上げる行動は努力が必要ということです。
継続が必要であり、同じことをやり続けるのではなく変化が必要である。
そして、幸福度を高めあえる人のつながりを作っていくということです。
さて、幸福度がちょっと低めだった僕は、
おそらく遺伝的に幸福度を感じにくい体質なのでしょう。
さっそく、幸福度を高める行動を開始して、
幸福度を高める習慣を身につけることにします。
(そして三日坊主に終わりました)
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