2010年10月24日日曜日

ザ・ゴール


エリヤフ・ゴールドラット

ザ・ゴール

著者の言葉より抜粋

日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一流だ。
その日本人に『ザ・ゴール』に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、
貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥ってしまう』

という著者の意向もあり、日本での出版が許可されなかったいわくつきの一冊です。


採算悪化を理由に、突然、本社から工場閉鎖を告げられた主人公アレックス。

残された時間は、わずかに3か月。

起死回生の策はあるのか?


工場閉鎖まで3カ月の猶予しかない工場の業務改善プロセスを描いたものですが、

小説仕立てで制約条件の理論(TOC)を学べます。

ストーリーを通して、TOCを体験し、その原理を理解することができます。


『ボトルネック』といわれて、ピンとこない方は、一読をお勧めします。

ぼくは、これを読むまで、いまいち良くわかっていませんでした。


例えば、ボトルネックがある場合、

工場全体の生産量はボトルネックの生産量で決まってしまう。

そこで。。。

(1)ボトルネックに集中する

(2)ボトルネック以外の工程では、ボトルネック工程よりも速くものを作ってはいけない

(3)ボトルネック工程の前には適切な在庫を置くべき。

これは工場の中の加工時間に統計的ばらつきがあるためである。

0 件のコメント:

コメントを投稿