2010年7月31日土曜日

7つの習慣


スティーブン・R・コヴィー

7つの習慣


全世界で1500万部以上を売り上げている、ベストセラーの自己啓発本です。

僕自身は、あまり影響は受けていませんが、

社会人になりたての時期や、

自分の仕事の在り方や成長に疑問を感じている時期なら得ることは大きいはずです。


まずは習慣とは『知識とスキルとやる気の集合体』であると言います。

そして、人生の扉を開く7つの習慣とは、

①主体性を発揮する

②目的を持ってはじめる

③重要事項を優先する

④Win-Winを考える

⑤理解してから理解される

⑥相乗効果を発揮する

⑦刃を研ぐ


こうした内容は、『プロフェッショナルの条件』の中で触れられている

ドラッカーのセルフマネジメントの方法と似た内容です。

本著の際立った点は、こうした習慣を身につけるための

具体的な方法論に言及している点です。


確かに、こうした習慣を身につけることができれば、

ハイパフォーマンスな社会人になることができるでしょう!

『読んで=やる気』、『理解して=知識』、『実行する=スキル』必要があります。

ぼくは。。。あまり、実行できてないです、ごめんなさい。

2010年7月24日土曜日

アイデアのつくり方


ジェームズ・W・ヤング

アイデアのつくり方


なにか新しいアイデアを生み出すことを要求される場面は、

仕事をしている限り、ありうることです。

優れたアイデアはどのように生み出されるのでしょうか?


前回紹介した『仕事は楽しいかね?』では、

日々新しいことを試すことをすすめています。

じゃぁ、いったい、何を試したらいいのでしょうか?

多くの人は、確かにアイデアを持っていないかもしれないけれど、

考えは持っているんだと言います。

そして『新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなのだ』

といいます。

本著ではその具体的なアイデアの作り方を説明しています。


内容は、薄く60分もあれば読破でき、

そして紹介されているこうした方法を、理解しておくことは、

アイデアの創出を早めると思います。

大きな流れは、

(1)資料を収集すること

(2)資料を咀嚼する

1つの知識をいろいろな角度から見てみる
2つの知識を様々な組み合わせで並べてみる
どんなアイデア(とっぴで会ったり不完全であっても)を書き留めておく

(3)放棄する

直接的には努力せずに、問題をまったく放棄する
自分の想像力や感情を刺激するものに心を移す

(4) アイデアが訪れる

(5) アイデアをチェックする


ぼくは、この方法というのは、腑に落ちました。

それに、こうした流れを認識することで、

アイデアを生み出しやすくなった気がします。

普段から、問題点を把握して、それに関連した情報を集めておくこと。

そうした作業の中で、ふとアイデアは生まれます。

アイデアが生まれるときは、想像力や感情が刺激されるときのようですが、

ぼくは当直明けはそんな状態な気がします。

2010年7月18日日曜日

仕事はたのしいかね?


デイル・ドーテン

仕事は楽しいかね?

大雪で閉鎖された空港で足止めを食らった若者と、

偶然出会った老人(実は高名な実業家)との会話というストーリーを通して、

仕事に対する方法を教えてくれます。


内容としては、

日々変化が大切で、

少しずつ試していくことが必要で、

遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守るといった姿勢がメッセージです。


医療は、いろいろやってみて、成り行きを見守ることは許されません。

ヒポクラテスの誓いにあるように、まずは

『First、do no harm 』です。

患者さんに介入する場合、その姿勢は慎重であることが求められます。


しかし、患者さんから離れた様々なマネジメントに関しても、

話し合いはするけど、結局決まらず、実行しないという慎重な姿勢であり、

まずとにかく、試してみると言う姿勢が足りないかもしれません。

患者さんから離れたところでは、改善をもたらすかもしれないことを、

多く試してみて、10個のうち、1つでも2つでも

うまくいったものを残すと言った姿勢が大切ではないでしょうか?

2010年7月12日月曜日

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと


マーカス・バッキンガム

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと


ビジネス書にとって大きな分野の一つである『リーダー』『マネジャー』についてです。

この手に関する著書は非常に多岐にわたり、内容も様々です。


その原因のひとつとしては、そもそもリーダーとマネジャーの定義が様々で、

本によって対象としているものがそもそも異なっている。


もうひとつの原因としては、リーダーにしても、マネジャーにしても、

その答えとなるような方法は決してひとつでなく、

環境や対象によって求められるものは異なっていくからだと思います。


そういった制限がある中で本著は

『マネジャーとリーダーはどう違うのか?』から話を始め、

マネジャーとリーダーの定義付けから始めていきます。

(その定義づけした内容には賛否両論あるかもしれませんが)


マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと、それは、

『部下1人1人の特色を発見し、それを有効に活用すること』だと、言います。

そしてそれをいかす生まれ持った資質としては

『教育本能』『個別化』を挙げています。

その後に、それを生かすためのスキルや考え方が続きます。


リーダーがいつも考えているたったひとつのこと、それは、

『よりよい未来に向けて人々を一致団結させる』だと、言います。

そしてそれをいかす生まれ持った資質としては

『楽観主義』『自我』を挙げています。


非常にすっきりしていて、ぼくは、納得がいきました。

ぼくには、リーダーとしてもマネジャーとしても、残念ながら資質はなさそうです。

もしそういう役職が避けられない場合は、

スキルや知識を駆使して、何とかやるしかなさそうです。


本筋からは大きくそれますが、

あなたが幸せな結婚生活について知らなければならないたったひとつのことも

書かれており、面白かったです。

それが何かは読んでたしかめてみてください。