2010年5月7日金曜日

さぁ、才能に目覚めよう


マーカス・バッキンガム

さあ、才能に目覚めよう


成長するためには、弱点を克服すべきでしょうか?

それとも、強みを伸ばすべきでしょうか?


前回、紹介したドラッカーの『プロフェッショナルの条件』でもこう言っています。

『誰でも、自らの強みについてはよくわかっていると思っている。

だが、たいていは間違っている。

わかっているのはせいぜい弱みである。それさえも間違っていることが多い。

しかし何事かを成し遂げるのは、強みによってである。

弱みによって何かを行うことはできない。

できないことによって何かを行うことなど、とうていできない』




本著では、

「人間の持っている34の強みとなりうる資質」について細かく分析し、

強みの活かし方を教えてくれます。


自分が幸せに生きるためには、自分がやりたいことをやったほうがいい、

というのは言うまでもなく、

自分の「強み」をなるべく活かすような人生にしたほうがいい、

というのは当然だと思われます。

ところが、自分の強みとは何なのかが、普通はなかなかわからないものです。

では、自分の強みはどこにあるのか、それを知る上で非常に有効なのがこの本です。

自分の強みが分かると、自分の好みや行動パターンも得心できるし、

逆に自分の弱点がわかれば、弱点ともうまく折り合っていけるようになります。


なんと、この本、カバーの裏側にIDがプリントされていて、

ウエブサイトにアクセスすると無料で診断が受けられ、

自分の強みとなりうる資質を見つけてくれるのです。

さらに、その強みそれぞれを伸ばすにはどうしたらいいかについても、

教えてくれます。


大切なことは、教えてくれるのは資質であり、

その資質を生かして強みとして伸ばせるかは、その人の行動次第です。

資質がマイナスに作用して、弱点にもなりえます。

僕自身、自分の資質を意識して、

強みを伸ばすプロセスを様々なところに取り入れることに非常に役立っています。

身近な人を理解して、その人とWin-Winな関係を築くことにも役立つはずです。

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