2011年5月7日土曜日
マッキンゼー流図解の技術
ジーン・ゼラズニー
マッキンゼー流図解の技術
研究を行なっている人はもちろん、行なっていない人でも、
何らかのデータを図解し、プレゼンする機会はあると思います。
そんな時、どんな図表を用いるか意識的である人は多くないのではないでしょうか?
本著では、どんな場合にはどんな図表を用いるのが適切なのかを教えてくれます。
図表(チャート)には5つ、パイチャート(円グラフ)、バーチャート、コラムチャート、
ラインチャート、ドットチャートがあります。
現在、ソフトウエアのおかげで、作図は簡単になっています。
どんなタイプの図表を選択し、どんな点に注意するかを知っておけば、
だれでも簡単にすぐれた図解の技術を身につけることができると思います。
図解には3つのステップがあります。
ステップA:あなたのメッセージを決める(データからメッセージへ)
適切なチャートフォームを選ぶカギは、設計を行うあなた自身が、
何よりもまず、主張しようとするポイントを明確にすることです。
ステップB:比較方法を見極める(メッセージから比較方法へ)
あなたの決定したメッセージは必ず5つの基本比較法のどれかを選択することになります。
ステップC:チャートフォームを選択する(比較方法からチャートへ)
各々の比較方法が決まれば、おのずと5つのチャートフォームのどれかにたどりつきます。
以下は、気になった注意点です。
ステップA
タイトルはトピックタイトルではなく、メッセージタイトルにする。
ステップB
コンポーネント(構成要素)比較法:各パートのサイズを全体に対するパーセンテージで示すこと
アイテム(項目)比較法:アイテムの順位を比較したい場合(多いか少ないか、大きいか小さいか)
時系列比較法:期間内でどう変化しているか(変化、成長、上昇、下落、増加、変動)
頻度分布比較法:連続的な数値レンジ内にアイテムの中のいくつが該当するか(範囲、集中、頻度、分布)
相関比較法:2つの変数の関係が通常予測するパターンに従っているか、従っていないか(関連して、~にしたがって・・・)
ステップC
コンポーネント比較法⇒パイチャート
構成要素は6つを超えないように
最も重要なセグメントは12時から始まる位置に、色で協調する
特に重要なものがないときは、大きいものから小さいものへ
アイテム比較法⇒バーチャート
必ずバーの太さより隙間の方を狭くする
重要なアイテムはコンスラストをつける
数値をつける場合、最上位の上にメモリを振るか、バーの先端に数値をつけるか
時系列比較法⇒コラムチャートか、ラインチャート
7-8件までならコラムチャート、それ以上ならラインチャート
コラムチャートは大きさに焦点を、ラインチャートは変化の動きに焦点を
頻度分布比較法⇒ヒストグラムか、ヒストグラフ
相関比較法⇒ドットチャートか、バーチャート
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